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クオリティレポート
潜在ニーズの抽出を目的とした行動観察方法の研究 -二段階行動観察手順の提案-
久保田 祥平中條 武志
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2021 年 51 巻 2 号 p. 162-169

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抄録
 顧客自身が気づいていない潜在ニーズを把握するためには行動観察が有効である.しかし,行動観察は観察者のスキルに依存する部分が大きい.この問題に対処するため,関谷らは,予め観察する行動を絞ることで潜在ニーズを見つけ出しやすくする限定観察法を提案している.本研究では,限定行動観察法の有効性をさらに高めることをねらいに,前準備として行っている自由書式アンケート調査に代替して自由行動観察を行う二段階行動観察法を提案する.また,この二段階行動観察法を性質の異なる複数の商品に適用し,その有効性を検討した.結果として,二段階行動観察法を用いると,自由行動観察,限定行動観察のみを用いた場合に比べて 1.4 ~ 1.6 倍の要求品質の種類が得られること,限定観察有効率などの尺度により二段階目で限定した行動が有効であったかを判定できること,限定行動観察では,自由行動観察に比べて,観察者によるばらつきを低減できることなどが示された.
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© 2021 一般社団法人 日本品質管理学会
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