日本信頼性学会誌 信頼性
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7-3 標本平均・標本分散の高次モーメントの評価とその寿命推定への応用(セッション7「理論」,第14回信頼性シンポジウム報文集)
阿部 俊一劉 城剛
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2001 年 23 巻 7 号 p. 777-780

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抄録
母集団から取られたn個の独立な標本X_i(i=1,2,…,n)から計算される標本平均X^^-と標本分散S_<XX>が,寿命分布に含まれる未知パラメータの推定に利用されることが多いが,その推定精度の向上(偏りと平均2乗誤差の縮小)のためにX^^-とS_<XX>の高次モーメントの評価値が有用である。そこで,まず,正規分布とワイブル分布の場合について,これらの高次モーメントの評価法を示し,次にその評価値を利用して正規分布の標準偏差σとワイブル分布の形状パラメータmの推定量の精度を向上させた事例の解析結果を与え,また10000回のモンテカルロ・シミュレーションの結果を示す。
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© 2001 日本信頼性学会
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