日本信頼性学会誌 信頼性
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高周波基本波水晶振動子の信頼性設計(先端電子部品の信頼性)
安池 亮一
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2002 年 24 巻 4 号 p. 284-289

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抄録
AT-CUT水晶振動子の周波数は水晶板の厚さに反比例するため,高周波数を得るには水晶板を薄くすればよい.しかし,例えば155MHzを得るためには約10μmもの薄さを実現する必要がある.それゆえAT-CUT高周波基本波振動子は,耐衝撃性を確保しつつ,他の性能を劣化させない技術が課題となっている.本報告では,逆メサ構造の水晶板を用いたSMDタイプ高周波基本波振動子にて,良好な耐衝撃性,耐リフロー性やエージング特性等が得られることを示し,所望の信頼性性能を実現するための設計について論じている.
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© 2002 日本信頼性学会
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