抄録
本研究では,幼稚園と保育所で実施された幼児と中学生との"ふれ合い体験活動"を観察し,幼児が普段接する機会の少ない年齢差のある中学生と,園生活のどのような場面でふれ合い,どのような経験をしているのかを検討することを目的とする。幼稚園や保育所の生活を「自由な活動の場面」「一斉的な活動の場面」「基本的生活の場面」「場面と場面の間」の4つの場面から分析したところ,各場面において中学生は幼児にとって普段はいない特別な存在となっており,また,先生や幼児仲間とは違った関わり方をしてくれる人でもあり,日常とは違う雰囲気をもたらしてくれる存在となっていることが分かった。