保育学研究
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原著<依頼論文>
建築の視点から保育の評価のあり方を考える
定行 まり子
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2018 年 56 巻 1 号 p. 44-55

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抄録

本稿は,保育の評価のあり方について,建築の視点で述べることが目的である。保育施設は,子どもが職員や他の子どもたちとの生活や遊びを通じて,基本的生活を身につける場である。これを保障するためには保育施設の建物が,子どもの安全を確保できること,面積や空気・温熱・音環境などの保育機能に必要な物理的環境を完備していること,保育実践における思想や理念を具現化できることが必要である。保育者・保護者・施設経営者・建築士・地方自治体の行政担当者を含む保育にかかわる関係者が協力して,これらの建築の3つの視点に基づき,課題を認識し,解決を図るべきである。

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© 2018 一般社団法人 日本保育学会
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