保育学研究
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原著<論文>
乳児保育における葛藤の意義
―乳児と保育者の相互作用に着目して―
本岡 美保子
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2019 年 57 巻 3 号 p. 44-56

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抄録
本稿は,乳児保育における葛藤の意義を示すものである。観察対象は,保育者である「私」と,Bこども園の0 歳から3 歳までの乳児である。観察期間は,201X 年4 月から201X +1年3月である。4つのエピソード記述に現れた乳児と保育者の感受性を,志向性,身体性,応答性,共感性,養護性の5 つの視点で分析した。その結果,葛藤は,関係性を基盤とした乳児保育には必然的に現れ,2 つの意義を持つと考えられる。1 つめは,乳児の保育者への愛着を形成することである。2つめは,保育者の乳児への志向性を高めることである。葛藤の意義を生かすためには,保育者が乳児の身体性に対する感受性を高め,乳児を間主観的に把握しようとし続けることが重要だろう。
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© 2019 一般社団法人 日本保育学会
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