抄録
本研究では,認定こども園保育者ストレッサー尺度を作成し認定こども園に勤務する保育者を対象に乳児クラス担当保育者と幼児クラス担当保育者の比較分析を行った。その結果幼児クラス担当保育者は乳児クラス担当保育者に比べ「勤務待遇への不満」と「保育観の相違」のストレス得点が有意に高かった。ワーク・エンゲイジメントを従属変数とした階層的重回帰分析では,乳児クラス,幼児クラスともに「手段的サポート」の影響が大きいことが確認された。また,バーンアウトを従属変数とした階層的重回帰分析で有意な調整効果がみられたのも「手段的サポート」であった。認定こども園の保育者に手段的サポートが有効であることが明らかとなった。