抄録
本研究は,4・5歳児クラスの協同的な遊びと活動場面における保育者の質問の形式と連鎖の特徴を明らかにすることを目的とする。幼児の意図やイメージを問う質問に着目し,指導計画等を踏まえて分析した。その結果,①全質問のうち閉ざされた質問が62.2%であった,②場面・学年に共通して,質問の連鎖は閉ざされた質問で終結する傾向にあった,③協同的な遊び場面では,質問の連鎖の後半部分ほど,より具体的に幼児の意図やイメージを引き出す質問になっていたが,その形式には学年による違いがあった,④協同的な活動場面では,連鎖する閉ざされた質問に具体例が示されていたが,そのタイミングには学年による違いがあったことが明らかになった。