2014 年 13 巻 1 号 p. 16-20
現在、日本各地でスマートインターチェンジ(以下、SIC)の設置が進められている。SICとは、高速道路の本線上またはサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)等に設置されているETC専用のインターチェンジ(IC)である。これまで、全国60箇所以上ものSICが施行を終え供用に至っている。しかし、現時点でSICの設置効果についての研究や、分析手法を用いた考察を行った研究はほとんど見られない。そこで本研究では、全国各地に設置されている供用中66、事業中63、合計129の全SICを対象にアンケート調査を行い、SICの設置効果を検討することとした。そして、これらの検討結果を踏まえ、現在事業中SICの今後に左右する基礎的な資料を提供することを目的としている。