2014 年 13 巻 1 号 p. 36-39
本研究では、和田町商店街を対象として、商店街店主、地域住民へのアンケートを行い、過去の調査結果と比較することにより、和田町商店街の構造変化を捉えると共に、交流拠点として身近な商店街になることで活性化を目指した商店街がどのように変化したかを明らかにすることを目的としている。調査の結果、様々な活動を経た現在も、和田町商店街の景気は不調であること、その一方で、これからの和田町商店街を背負っていく若い世代が増えていること、また、「和田町いきいきプロジェクト」を契機に始まったべっぴんマーケットなどの活動は、現在も継続しており、商店街と地域を繋ぐ存在になっていることがわかった。「和田町タウンマネジメント協議会」とともに、商店街がこれらを有効に活用することで将来が期待できる。