本研究は、環境先進国ドイツの中でも環境先進都市として有名な都市のひとつであるフライブルク市を取り上げ、中等教育におけるエネルギー教育の促進要因について分析した。その結果、次のことが明らかになった。シュタウジンガー統合学校のエコワットプロジェクト、独仏ギムナジウムのシュコライレ事業会社、ヴェンツィンガー実科学校のソーラークラブやエネルギー委員会、リヒャルトフェーレンバッハ職業学校の企業との連携による再生可能エネルギーや省エネ装置の制作や実験など、特色あるエネルギー教育が実践されていることが明らかになった。