都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
緑地協定と外部不経済
ゲーム理論による考察
島本 憲一
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2016 年 15 巻 2 号 p. 133-135

詳細
抄録

緑地保全・形成を促進する有効な手法の1つである緑地協定の締結について、提携ゲームを活用し、そのメカニズムについて分析を行った。その結果、緑地協定締結の人数やフリーライダーの人数は、緑地不配慮に伴う外部不経済の大きさ、それに対する行政の課税の実施率、に依存することがわかった。また、それらは、地価と緑地不配慮に伴う外部不経済による地価の下落の度合いにも左右されることも確認された。

著者関連情報
© (c) 日本都市計画学会
前の記事
feedback
Top