都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
ナイロビにおけるインフォーマル市街地の形成過程に関する研究(その1)
開発形態の特質に着目して
小野 悠
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2016 年 15 巻 3 号 p. 148-155

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抄録

アフリカは現在、最も急速に都市化が進行している地域であり、アフリカの都市人口の割合は2050年までに60%になると予想されている。このような急激な都市化の受け皿になっているのは、正規の土地所有権がないか、あるいは正規の開発許可手続きに則らずに開発されたインフォーマル市街地である。現在、アフリカ都市ではインフォーマル市街地に都市人口の30~70%が居住している。本研究は、急激な都市化が進行するケニアの首都ナイロビを対象に、市街化の受け皿となっているインフォーマル市街地に着目し、開発形態の特質を明らかにすることを目的とする。

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© (c) 日本都市計画学会
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