都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
ナイロビにおけるインフォーマル市街地の形成過程に関する研究(その2)
宅地形成と建設プロセスに着目して
小野 悠
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2016 年 15 巻 3 号 p. 162-167

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抄録

世界で最も急速に都市化が進行するアフリカでは、行政による都市計画は十分に機能していない。そのため、都市人口の大部分は都市計画の枠外で形成されたインフォーマル市街地で住まいを見つけざるを得ない。本研究は、ケニア国ナイロビを事例対象に、インフォーマル市街地における宅地形成と建設プロセスの実態を解明することを目的とする。とくに、インフォーマル市街地の居住環境あるいは空間的秩序を維持するために、どのような規範や権威が参照され、抱える課題に対してどのような仕組みあるいはルールを作り出しているのか、また、多様な主体間でどのような関係性を築いているのかに着目する。

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© (c) 日本都市計画学会
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