都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
オープンデータを用いた深層学習による犯罪発生予測の試み
西 颯人樋野 公宏
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2017 年 16 巻 2 号 p. 112-115

詳細
抄録

この研究は,深層学習(ディープラーニング)を用いた国内における犯罪発生予測の試みである.近年様々な公的データがオープンデータとして公開されている.これらを用いれば,大量のデータを必要とする深層学習を自由に試すことが可能である.犯罪被害の位置はランダムでなく空間的な集積を持っているため,回帰と分類という2種の問題として,自己相関から犯罪発生予測を試みた.その結果,回帰問題としては自由度調整済み決定係数が0.82に到達し,分類問題としては犯罪発生の確率を得ることができた.

著者関連情報
© (c) 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top