都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
画像認識を活用した都市調査手法の確立に向けて
物体検出とセグメンテーションによる調査項目と画像取得手法の提案
井上 拓央柴戸 未來木村 達之真鍋 陸太郎後藤 智香子村山 顕人小泉 秀樹
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2019 年 18 巻 2 号 p. 189-192

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抄録

この記事では、画像認識技術の急速な進歩に伴う都市計画調査の方法と内容の変更の可能性について説明し、その後で人々の場所の知覚に関する予備調査の結果と都市画像を収集する方法を紹介する。 都市計画の分野では、画像認識技術の使用により、(1)土地利用と建物調査の効率を高めると同時にコストを削減でき、(2)空き家調査の頻度を増やし、(3)公共空間と私的空間の構成要素が人々による場所の認識にどのような影響を与えるのかに関する調査を可能にするといった効果が期待できる。人々による場所の認識については、予備調査の結果から道路上の特定の種類の物体が注目を集めていることが明らかになったため、その結果に基づいて都市景観画像から検出する必要のある物体や要素の項目について提案する。

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© (c) 日本都市計画学会
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