2020 年 19 巻 1 号 p. 47-54
近年、エリアマネジメントの重要性が強調され、様々なエリアで実施されるようになって来た。エリアマネジメントがより大きな社会的な認知を受け、必用な活動予算を獲得できるようにするためには、それがいくらの価値を生み出しているかを金額で評価することが重要である。本報告は、大阪の梅田地区のエリアマネジメントがいくらの価値を生み出しているかをCVMを用いて計測するものである。エリアマネジメント活動全体で約14.7億円の利用価値、そのうち4.4億円がイベント活動により生み出されていると推計された。この金額は他の方法で計測したものとかなり近い金額となった。