本研究では、豊橋市の市街化調整区域における開発許可、建築許可、既存宅地の概要を把握すると共に、空間的な分布特徴を把握することが出来た。また、各開発行為における開発要因の抽出を試み、それらにより豊橋市の市街化調整区域における開発は駅、学校、集落、第2種大規模店舗等、概して交通や生活の利便性に関わる条件が主に影響していることがわかった。さらに、開発の多い地域は遠隔地道路沿い型、市街化区域周辺平均型、市街化区域近接型、駅近接道路沿い型、駅近接集落近接型、多開発型、低利便性型の7つのタイプに分類でき、各タイプにおける分布特徴や開発規模などを把握することが出来た。