2021 年 20 巻 1 号 p. 79-84
本研究では、ニュータウン周辺の施設変遷を明らかにするとともに、近隣センターの利用実態から近隣センターのあり方を明らかにする。施設変遷の調査の結果、スーパーが近隣センターから近隣センターの外、特にNT隣接500m圏に移動していることが明らかになった。また、近隣センターは高齢者向けの施設が増えるなど、周辺住民の属性の変容に合わせて変容していることが明らかになった。さらに、日常的に使う施設は近隣センターに残りやすい傾向があることが明らかになった。よって、身近な場所にあって使いやすいという利点を生かしたワークスペースやコミュニティの核となりうる可能性があると考える。