都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
郊外住宅地駅周辺におけるエリアマネジメントの継続要因と今後の課題
東京都八王子市南大沢駅周辺を事例として
関塚 哲史岡村 祐
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2021 年 20 巻 1 号 p. 85-91

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抄録

郊外都市では社会的課題や周辺機能の変化などの影響を受けやすいため、変化に柔軟で持続的なエリマネが必要である。今後のまちづくり方針の策定など動向が注目される八王子市南大沢では2003年からエリマネ活動を継続的に行っている。そこで、本研究では南大沢駅周辺におけるエリマネ活動の継続要因と今後の方向性を模索することを目的とする。継続要因は①外部団体との連携、②ペデストリアンデッキを使用できる環境、③会員内での目的の継承、④会員の持つ資源の活用、⑤地域連携を重視した企業の事務局への着任と引継ぎ業務の工夫、⑥中心人物の熱意が考えられ、今後の方向性は幅広いニーズに応えるための他団体との関係構築、財源確保に向けた収益活動、継続するための人材育成があげられた。

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© (c) 日本都市計画学会
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