日本の自治体の多くが抱える問題の1つとして、人口減少が挙げられる。この問題は、政令指定都市においても例外ではなく、地域によっては人口減少が進むことが予想されている。横浜市の人口増加の特徴は、南北方向で異なる。また、各地域の特徴も東西南北の地域によって異なる。そのため、横浜市において人口減少対策を検討する場合、少なくとも区レベルにおいて人口動態の特徴を把握することが重要となる。本研究では、横浜市の区を対象に人口の推移をもとに、人口増加数、社会増加数、自然増加数の特徴を区ごとに分類し評価した。そして、これらの分類をもとに、同じような特徴を持つ区や異なる区をまとめることで、今後の人口推移について展望した。