都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
バリアフリー基本構想の重要性の検討と政令指定都市の重点整備地区の設定方法の提案
関西圏の政令指定都市を事例として
岡本 瑞生太田 尚孝
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2022 年 20 巻 4 号 p. 362-365

詳細
抄録

私たちは、政令指定都市を事例にバリアフリー基本構想制度が果たす機能を調査した。本研究の目的は、バリアフリー基本構想が果たす機能を明らかにすることと、重点整備地区の設定方法の提案を行うことである。本研究は、政令指定都市のバリアフリー基本構想の文献調査を行い、担当部署や計画体系の違いを明らかにした。次に、関西圏の政令指定都市のバリアフリー基本構想に焦点を当て、自治体の担当者へヒアリング調査を実施した。調査結果に基づき、バリアフリー基本構想制度がもつ機能を明らかにし、政令指定都市における重点整備地区の設定方法について提案した。本研究は、バリアフリー基本構想の重要性を明らかにし、今後の政令指定都市における重点整備地区の設定方法を示唆するものである。

著者関連情報
© (c) 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top