都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
持続可能な世界に向けたまちづくりの再資源化の研究1
大田区花と緑のまちづくりの活動が内包する新たな価値の抽出と言語化
土肥 真人木村 直紀
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2023 年 21 巻 4 号 p. 498-503

詳細
抄録

本稿の目的は、まちづくりの中に、社会的な価値の変化を受けた新しい価値を見出すことである。特に、地球環境の危機と世界的な格差の拡大は、日常の暮らしの舞台であるまちとも深く関連しており、これらに関する新しい価値が、まちづくりの活動に懐胎されているのではないか、というのが本研究の仮説である。研究の方法としては、まちづくりを実践されている人のインタビューから、一般には明確に言語化されていない価値を抽出する、というプロセスを採る。研究結果として、13の新しい価値が言語化され、持続可能な世界に向けた重要な価値をまちづくりが内包していることが明らかになった。

著者関連情報
© (c) 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top