本研究は、高経年郊外戸建て住宅地を対象に、その住宅地における子育てや子どもの環境について保護者及び子ども自身による評価を把握した上で、生活(特に習い事)と遊びに着目してその実態を明らかすることを目的とする。小学生とその保護者を対象として実施したアンケート調査の結果から、子どもは広い公園で遊んでおり、地区内で使われていない公園があることなどを把握した。また、多くの子どもが習い事をしているが、習い事の場所は住宅地内だけでなく、市内外に広がっており、習い事の場所までは殆どの場合で保護者が車で送迎していることがわかった。