都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
地方都市周縁の住宅地を選択する居住者の特性に関する研究
近江八幡市の市街化調整区域の新規住宅地を事例として
森河 京子轟 慎一
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2024 年 23 巻 2 号 p. 258-

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抄録

地方都市の市街化調整区域では、Uターン等による地域維持、あるいは郊外環境や同世代コミュニティを求める人々のニーズにも対応し、地区計画をふくめ一定の戸建住宅地の供給がなされている。これら背景をもつ近江八幡市の市街化調整区域の新規住宅地の現状を把握するとともに、新規居住者の属性に着目し、住宅取得や居住地の選択の際、何を重視しているか、それら要素の変化等の特性を明らかにした。結果、居住者の出身地域による、居住に対する優先項目の差異が把握された。また、住宅地の立地等によって周辺環境で問題視される要素の違いが捉えられた。そして地方都市周縁において居住者が求める生活環境の特性とその課題について考察した。

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© 日本都市計画学会
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