都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
2004年インド洋津波後のインドネシア,タイ,スリランカにおける復興マスタープランの比較
杉安 和也村尾 修仲里 英晃
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2008 年 7 巻 1 号 p. 19-22

詳細
抄録

2004年12月にスマトラ島沖にて発生した地震津波の被災地では,住宅復興という目標において最終段階を迎えつつある.これらの被災地の中でもインドネシア,タイ,スリランカ等,とくに被害が甚大であった地域では,既存のインフラ,将来人口予測にもとづいた都市計画,マスタープランはもはや機能せず,被災後の現状に即した復興ガイドライン,マスタープランを新たに策定することとなった.しかしながら,これらの復興プランやその策定組織構造は,復興の進行によって変化していき,さらにこれらの被災地間においても差異を生じていった.本稿ではこれらの策定組織と海岸沿いにおけるゾーニング規制の変遷に視点を置き,各国被災地にて実施された復興マスタープランについて比較していった.

著者関連情報
© (c) 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top