2008 年 7 巻 1 号 p. 15-18
本研究は中心市街地活性化事業の評価の仕組みに関する研究である。本研究では中心市街地活性化事業の評価の仕組みについて取りまとめるにあたり、改正中心市街地活性化法下で既に認定を受けた18市の中心市街地活性化基本計画の初期の評価の仕組みと先行する事例として海外のメイン・ストリート・プログラム及びタウン・センターマネジメントと国内のまちづくり交付金制度における評価の仕組みを比較し示唆を得るものとした。比較検討の結果、中心市街地活性化基本計画は今後、中間・事後評価の丁寧なガイドラインの策定と目に見える成果の事業の計画策定や評価指標の有効性を考慮する等の目的意識の向上が肝要であると言う結論を得た。