2026 年 53 巻 3 号 p. 201-208
【目的】回復期リハビリテーション病棟のサルコペニア患者において,退院時のサルコペニア改善と関連する入院時身体機能指標を明らかにすることを目的とした。【方法】Asian Working Group for Sarcopenia(AWGS)2019の基準でサルコペニアと判定された87例を対象に,退院時に重症度が1段階改善を改善群,維持・悪化を非改善群とした。入院時の骨格筋量指数(Skeletal Muscle mass Index:SMI),位相角,筋力,機能的自立度評価法(Functional Independence Measure:以下,FIM)を群間比較し,サルコペニア改善を目的変数とするベイズロジスティック回帰分析を行った。【結果】回帰分析では入院時運動FIMがサルコペニア改善と関連する指標として推定された。【結論】回復期リハ病棟において,入院時運動FIMはサルコペニア改善と関連する可能性があり,回復期アウトカム把握の参考となる可能性がある。