法政大学経営学部教授
関西大学政策創造学部准教授
2021 年 18 巻 p. 141-159
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本稿は、取引コストを伴う最適消費・投資問題に関する総説論文である。この問題は、1970年代に提起されてから現在に至るまで、多くの研究者の高い関心を集めてきた。長年の試行錯誤と研究の進展のなかで、数多の関連論文が存在するが、本稿では、問題解決に多大な貢献をした主要論文を歴史の順を追って解説する。問題の定式化について詳述した上で、特に、問題解法のアイデアと最適消費・投資行動の経済学的解釈に焦点を当てた概説を行う。
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