抄録
外来脳卒中後遺症者(患者)と担当理学療法士(PT)それぞれが認識している理学療法目標の比較検討に用いるために,脳卒中後遺症者の外来理学療法の目標となる項目を抽出することを目的とした。最初に,医療専門職18名から外来リハビリテーションにおける目標を広く抽出し,その中から外来理学療法目標となり得る項目をPT5名によって選択した。これに患者5名および文献から得られた外来理学療法目標を加えた。次いで,グループKJ法によって似通った項目をグループ化し抽象度を統一した結果,60項目が抽出された。最後に3組の患者と担当PTを対象に予備調査を行ったところ,抽出された外来理学療法目標60項目を用いて患者と担当PTが認識している目標を数量的に把握することが可能であることが確認された。