抄録
[目的]本研究の目的は,THA術後早期の靴下着脱方法と股関節屈曲可動域の関連を検討することである。[対象]THA術後3~5週経過した男女74名(81関節)を対象とした。[方法]各対象者の靴下着脱方法を記録し,座位,長座位,正座位,臥位o立位,自助具の使用の5つのパターンに分類し,各着脱方法間での股関節屈曲可動域を比較した。[結果]臥位o立位での方法が32.1%と最も多く,次いで正座位,座位と自助具の使用,長座位の順であった。また,股関節屈曲可動域は各方法間で有意差が認められた。[結語]THA術後早期の股関節屈曲可動域は靴下着脱方法に影響を与えることから,THA術後の靴下着脱方法の指導の一助となることが期待された。