理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
症例研究
遷延性意識障害を有する脳血管障害高齢患者1症例の理学療法実践からみた他動的関節可動域運動の即時効果に関する一考察
池田 耕二玉木 彰山本 秀美中田 加奈子
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 25 巻 2 号 p. 305-308

詳細
抄録
〔目的〕遷延性意識障害を有する脳血管障害高齢患者に対する他動的関節可動域運動の即時効果を検討することにある。〔対象〕対象者は,入院中の遷延性意識障害を有する脳血管障害高齢患者であり,96歳,女性であった。〔方法〕開眼・上肢・下肢・体幹傾斜の4つの身体反応を指標に,他動的関節可動域運動の有無を設定しシングルケースデザイン法によってその即時効果を検討した。〔結果〕他動的関節可動域運動は脳を刺激し,上肢の反応を改善させることが示唆された。〔結語〕他動的関節可動域運動は,遷延性意識障害を有する脳血管障害高齢患者に対して上肢反応を即時的に改善させる効果を有しているのではないかと考えられた。
著者関連情報
© 2010 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事
feedback
Top