理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
油圧制動短下肢装具Gait Solutionの継続使用による脳血管障害片麻痺者の歩行変化
春名 弘一杉原 俊一昆 恵介早川 康之野坂 利也
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2011 年 26 巻 5 号 p. 673-677

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抄録

〔目的〕Gait Solutionの使い方を学習する必要性の有無を検証する目的で,Gait Solutionを継続して使用することによる歩行の変化を分析した.〔対象〕維持期片麻痺者3名とした.〔方法〕①既存の短下肢装具での歩行,②Gait Solution適合初日の歩行,③Gait Solution適合後3週経過した歩行について,歩行速度,非麻痺側歩幅,立脚相身体合成重心高さ,麻痺側足関節底背屈モーメントピーク値からなる各パラメータの差異を検討した.〔結果〕2名においてGait Solution適合初日では変化したパラメータが少なく,3週継続使用後の歩行ですべてのパラメータが変化した.〔結語〕Gait Solutionが有する底屈制動機能を有効に発揮し,歩行パラメータを変化させるためにはGait Solutionの使い方を学習する必要がある.

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© 2011 by the Society of Physical Therapy Science
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