抄録
〔目的〕基本軸設定を自動化した新型角度計を用いた計測法の測定精度を検討すること.〔対象〕リハビリテーション学科4年生15名.〔方法〕肋木を用いて設定された肩関節屈曲角度75°,100°および110°の条件で,比較対照とする従来型角度計と新型角度計での関節可動域測定を行った.得られた測定値から級内相関を用いた検者内および検者間信頼性と,肩関節屈曲角度の設定値を真値とする2乗平均平方根誤差を求めた.〔結果〕新型角度計による測定法は,従来型角度計によるものと同様に検者内および検者間に高い信頼性を示し,またこれらの測定法の間に2乗平均平方根誤差の有意な差は見られなかった.〔結語〕新型角度計による測定法は関節可動域測定において従来型角度計と同程度の測定精度を持つ.