抄録
〔目的〕本研究は,筋電図情報を取り入れた最適化手法(EAO)を用いて階段昇段時の下肢筋張力を推定及びその妥当性を検討し,膝関節間力を算出することを目的とした.〔対象〕健常成人男性6名とした.〔方法〕EAOを用いて,階段昇段時の筋張力を推定した.推定された筋張力を基に,膝関節間力を算出した.〔結果〕推定された筋張力は筋電図波形と高い相関関係を示した.膝関節間力は立脚期で最大となり,一足一段歩行では39.4±3.3 N/kg,二足一段歩行は17.4±4.5 N/kgであった.〔結語〕本研究で用いたEAOは,ダイナミックな動作において妥当性のある筋張力の推定が可能であることが示唆された.