理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
肩関節拘縮に対する上腕骨解剖頸軸回旋運動の即時的効果
大槻 桂右
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2013 年 28 巻 4 号 p. 473-476

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抄録
〔目的〕肩関節拘縮を伴う高齢患者を対象に,上腕骨解剖頸軸回旋(anatomical neck of the humerus axis of circulation; ANHAC)を用いた関節可動域(range of motion; ROM)運動を施行し,即時的効果とその適応について検討した.〔対象〕平均年齢は86.5±7.1歳の15名(男性1名,女性14名)を対象とした.〔方法〕従来のROM運動とANHACを用いたROM運動を,それぞれ30回実施した. 肩甲骨固定時の肩関節屈曲,外転と肩甲骨非固定時の屈曲,外転,内転,外旋を測定した.〔結果〕従来のROM運動では,肩甲骨固定下における屈曲のみに有意な増加が認められた.ANHACを用いたROM運動では,肩甲骨固定または非固定時において,全測定項目で有意な増加が認められた.〔結語〕ANHACを用いたROM運動は肩ROMを改善しうる有効な一手段であると示唆された.
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© 2013 by the Society of Physical Therapy Science
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