抄録
〔目的〕後頸部への電気刺激が座位バランス課題実施中のヒトの脳賦活状態に及ぼす影響を検討すること.〔対象〕右利きの健常例20名(女性10名,男性10名).〔方法〕左もしくは右後頸部への周波数の異なる電気刺激(100 Hz,10 Hz,3 Hz)を実施しながら座位バランス課題を行う際の脳賦活状態(前頭前皮質の酸化ヘモグロビン量:PF-HbO2)を検討した.〔結果〕左後頸部への比較的高い周波数(100 Hz,10 Hz)での電気刺激で,PF-HbO2の両側性に有意な増加が認められた.〔結語〕座位バランス課題実施中の脳賦活を目的とした後頸部への電気刺激では,左後頸部への比較的高い周波数の電気刺激が適している.