理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
意図的,偶発的学習条件が運動学習の保持・転移に及ぼす影響
尾崎 新平植田 耕造千代原 真哉佐野 一成冷水 誠森岡 周
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 29 巻 2 号 p. 253-257

詳細
抄録
〔目的〕本研究の目的は,課題前の教示条件の違いが学習効果に及ぼす影響を明らかにすることである.〔対象〕対象は健常者29名(男性10名,女性19名,平均年齢24.2±2.4歳).〔方法〕課題練習前に課題中の規則全てを教える意図的答え群,規則一部を教える意図的ヒント群,教えず規則に気づいた偶発的気づきあり群,教えず規則に気づかない偶発的気づきなし群に分け系列反応時間課題を行った.1日目は14ブロック,2日目は保持課題,転移課題をそれぞれ3ブロックずつ実施した.〔結果〕転移課題で意図的ヒント群,偶発的気づきあり群で反応時間の低下は認められなかった.〔結語〕学習対象者に規則の一部を提示し,自らが運動の規則性に気づくことが運動学習の転移に効果的であることが示唆された.
著者関連情報
© 2014 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事
feedback
Top