理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
理学療法士および一般成人による咳嗽介助効果の比較
─神経難病患者家族への呼吸ケア指導に向けて─
芝﨑 伸彦今井 哲也高木 恭平中畑 美咲沼山 貴也望月 久
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2015 年 30 巻 1 号 p. 7-10

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抄録
〔目的〕本稿では一般成人と理学療法士の咳嗽介助効果を比較した.〔対象〕事務職員7名(非PT群)と理学療法士7名(PT群)を咳嗽介助者とし,健常者2名を被咳嗽介助者とした.〔方法〕咳嗽介助者に咳嗽指導を実施後,咳嗽介助なし,腹帯着用,腹帯着用および徒手胸郭圧迫(圧迫)の3条件下で咳嗽を行い,咳嗽時の最大呼気流速(PCF)と咳嗽介助時の被介助感を測定した.〔結果〕被咳嗽介助者2名のPCFは,圧迫と他2条件との間に有意差を認めた.圧迫のPCFは非PT群とPT群の間で有意差を認めなかった.被介助感はPT群が有意に心地よいという結果だった.〔結語〕一般成人も理学療法士と同程度にPCFを増加させることが確認された.この結果は患者の家族や介護者も,適切な指導で有効な咳嗽介助が可能になることを示唆している.
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© 2015 by the Society of Physical Therapy Science
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