理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
20 m Shuttle Run Testのプロトコルを用いた15 m Shuttle Run Testにおける全身持久力評価の再現性について
木下 拓朗佐藤 孝平三川 浩太郎與座 嘉康
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2015 年 30 巻 1 号 p. 81-84

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抄録
〔目的〕20 mSRTのプロトコルを用いた15mSRTの再現性を検討すること.〔対象〕若年健常者25名.〔方法〕15 mSRTを2週間以内に3回(Test 1,Test 2,Test 3)実施した.15mSRTの再現性をICCおよびBland-Altman分析を用いて検討した.また,予測酸素摂取量の平均誤差を反復測定分散分析にて検討した.〔結果〕15 mSRTにおける移動距離のICCは,0.96~0.97であり,Bland-Altman分析においてはTest 1 vs Test 2,Test 1 vs Test 3にてわずかな加算誤差が認められたものの,その他に系統誤差は認められなかった.〔結語〕本研究より若年健常者において,15 mSRTの全身持久力評価における再現性は高いことが示唆された.
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© 2015 by the Society of Physical Therapy Science
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