抄録
〔目的〕20 mSRTのプロトコルを用いた15mSRTの再現性を検討すること.〔対象〕若年健常者25名.〔方法〕15 mSRTを2週間以内に3回(Test 1,Test 2,Test 3)実施した.15mSRTの再現性をICCおよびBland-Altman分析を用いて検討した.また,予測酸素摂取量の平均誤差を反復測定分散分析にて検討した.〔結果〕15 mSRTにおける移動距離のICCは,0.96~0.97であり,Bland-Altman分析においてはTest 1 vs Test 2,Test 1 vs Test 3にてわずかな加算誤差が認められたものの,その他に系統誤差は認められなかった.〔結語〕本研究より若年健常者において,15 mSRTの全身持久力評価における再現性は高いことが示唆された.