抄録
〔目的〕背臥位,座位,立位の姿勢別に,腹部引き込み運動(ADIM)および呼気筋運動(EMT)時の側腹筋群の筋厚を検討した.〔対象〕健常男性18名とした.〔方法〕各姿勢において安静条件で測定した後,ADIM条件およびEMT条件で対象者ごとにランダムな順序で行った.EMTではThresholdTMPEPを使用し,最大呼気圧の15%値を負荷圧とした.腹横筋,内腹斜筋,外腹斜筋の筋厚測定には超音波画像診断装置を使用した.〔結果〕背臥位と立位ではADIMおよびEMTともに安静条件と比較して腹横筋筋厚の有意な増大を認めたが,座位では有意差を認めなかった.〔結語〕背臥位と立位におけるEMTは,ADIMと同等に腹横筋の筋活動を促すことが示唆された.