抄録
〔目的〕入院高齢患者を対象とした下腿最大周径を用いた四肢筋量の推定式を作成した.〔対象と方法〕入院中の高齢患者101名(男性57名,女性44名,74.8±5.1歳:平均±標準偏差)を対象とした.従属変数に二重エネルギーX線吸収法で測定した四肢骨格筋量,独立変数に性別,BMI,下腿最大周径を投入した重回帰モデルを採用し,四肢筋量を推定する回帰式を作成した.〔結果〕性別,BMI,下腿最大周径を投入した回帰モデルによって四肢筋量の80%を説明できた.〔結語〕下腿最大周径を指標とした四肢筋量の簡易推定式は,入院中の高齢患者の臨床場面における筋量評価のツールとして幅広く応用できる可能性がある.