2017 年 32 巻 1 号 p. 69-72
〔目的〕自己調整学習方略,学習目標および目標志向性が定期試験の結果に及ぼす影響を検討することとした. 〔対象と方法〕対象は3年制専門学校の理学療法学科1年生80名(平均年齢19.2歳)とし,自己調整学習方略,学習目標および目標志向性に関するアンケートを実施し,その結果を定期試験の成績から分けられた上位群と下位群の間で比較した.〔結果〕自己調整学習方略の「プランニング方略」,「モニタリング方略」,学習目標では「獲得重視傾向の強さ」の項目において群間での有意差が認められた.〔結語〕自己調整学習方略や学習目標の違いが定期試験の結果に影響を与える可能性がある.