理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
家庭用身体組成計の臨床利用の検討
貞清 香織佐々木 拓良杉田 裕汰前田 聖也遊佐 彩野渡邉 真奈貞清 秀成石坂 正大久保 晃
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2018 年 33 巻 1 号 p. 151-154

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抄録
〔目的〕家庭用身体組成計の臨床利用の可能性を検討するため従来使用されている生体インピーダンス法の身体組成計と比較した.〔対象と方法〕健常若年男性108名,女性83名とした.異なるBIA法の身体組成計で身体組成を計測し,各機器で体重,BMI,体脂肪率,全筋肉量,四肢・体幹筋肉量を測定した.統計解析は,男女別に測定値および算出値を比較し,Pearsonの相関係数を求めた.〔結果〕男性は体重,BMI,全筋肉量,左右脚・体幹筋肉量,除脂肪量,SMI,FFMIに差がみられ,女性は,体重,BMI,体脂肪率,左右脚・体幹筋肉量,脂肪量,FMIにおいて差がみられ,全項目で極めて強い相関がみられた.〔結語〕機器により測定値に違いはあるが臨床で利用可能であると考える.
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© 2018 by the Society of Physical Therapy Science
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