理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
痙縮による車椅子過負荷に関する研究
—ヘッドサポートにかかる力の計測—
香西 良彦佐藤 宏惟半田 隆志鈴木 啓介能戸 崇行安藤 昌弘前田 佑輔白銀 暁
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2018 年 33 巻 1 号 p. 49-53

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抄録
〔目的〕痙縮の発現により車椅子にかかる負荷を定量的に測定し,負荷値を明確にするための方法論の確立.〔対象と方法〕構造解析シミュレーションによるひずみゲージ貼付位置の選定,重度の痙縮を呈する痙直型脳性麻痺者1名を対象にひずみゲージを用いてヘッドサポート支柱にかかる荷重を測定した.〔結果〕ヘッドサポートにかかる最大荷重は346N(体重比88.3%)であった.また,力の加わる向きによって,今回実験に用いたヘッドサポートの支柱は伸展と屈曲の両方向に歪むことが明らかになった.〔結語〕ひずみゲージを用いてヘッドサポート支柱にかかる荷重が定量化でき,痙縮が発現した際には体重の88.3%がヘッドサポートにかかる場合があることがわかった.これらは新たな基準を作成するうえで重要な基礎データとなる可能性がある.
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© 2018 by the Society of Physical Therapy Science
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