抄録
〔目的〕身体バランス機能および認知機能が要介護度に与える影響について検討した.〔対象と方法〕通所リハビリテーションサービス利用者107名を要介護度で3群に分類した.身体バランス機能と認知機能を評価し,重回帰分析と群間比較を行った.〔結果〕要介護度は身体バランス機能と認知機能とも影響していた.身体バランス機能は要支援群と要介護軽度群,要支援群と要介護中等度群で,認知機能は要支援群と要介護中等度群,軽度要介護群と要介護中等度群で有意差を認めた.〔結語〕身体バランス機能と認知機能はともに要介護度に影響を与えており,介護の悪化は身体バランス機能が認知機能に先んじて低下することが示唆された.