抄録
〔目的〕回復期リハビリテーション病棟入院中の歩行自立レベルの変化がフレイルサイクル形成因子に及ぼす影響について検討した.〔対象と方法〕初発脳卒中者21名を対象に,入院時と退院時の歩行自立レベルの変化の違いから3群に分類し,フレイルサイクル形成因子と関連する項目を測定した.〔結果〕入院中に歩行が自立した群では,栄養状態と筋肉量を除く因子で有意な改善を認めた.退院時まで歩行が自立に至らなかった群と入院時より歩行が自立していた群では,すべての因子で改善を認めなかった.〔結語〕各群で改善すべきフレイルサイクル形成因子は異なり,歩行自立レベルの変化にあわせ理学療法プログラムを立案し,実施する必要がある.