2018 年 33 巻 6 号 p. 901-904
〔目的〕簡易脳波計を使用したニューロフィードバック(NF)をメンタルプラクティス(MP)に併用した際の効果を明らかにすることとした.〔対象と方法〕健常男子大学生45名を対象とし,MP時にNFを併用するNF群,MPを実施するMP群,介入を実施しない対照群の3群に無作為に分類し,検定課題である鉄球回しの介入前後(Pre試行とPost試行)で比較検討した.〔結果〕NF群とMP群においてPost試行で有意な改善が認められたが, 2群間で有意差は認められなかった.〔結語〕若年者を対象とした場合, MPに簡易脳波計を用いたNFを付与することによる効果の向上は確認できなかった.