2019 年 34 巻 3 号 p. 319-323
〔目的〕脳性麻痺重症度と早期運動獲得時期との関連性を明らかにする.〔対象と方法〕対象は,極低出生体重児のうち脳性麻痺の診断を受けた17例とした.診療録より周産期因子,粗大運動獲得の有無を調査した.対象を脳性麻痺重症度である粗大運動機能分類システム(gross motor function classification system:GMFCS)により軽症例,重症例の2群に分類し比較した.〔結果〕周産期因子には差がなく,軽症例は重症例に比し修正9ヵ月での寝返りを獲得している児が多かった.〔結語〕早期の運動獲得時期を評価することは,脳性麻痺重症度を早い段階で予測する一助となる可能性が示唆された.