2020 年 35 巻 3 号 p. 425-430
〔目的〕通所リハに通う脳血管障害者の生活空間と運動機能,活動能力の関連を検討すること.〔対象と方法〕対象は在宅療養で通所リハを利用している脳血管障害片麻痺者40人とした.測定項目は,Life-Space Assessment(LSA),Stroke Impairment Assessment Set(SIAS),膝伸展筋力,Timed Up & Go test(TUG),10 m全力歩行,重心動揺,Functional Independence Measure(FIM)とした.〔結果〕LSA平均合計得点は41.2 ± 23.8点であった.LSAを従属変数として分析した結果,TUGが抽出された.〔結語〕通所リハに通う脳血管障害者の生活空間には,TUGが関連することが明らかとなった.